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2005年:試験問題

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2005年の東京都が行なったクリーニング師試験の問題になります。

衛生法規に関する知識

1.次は、クリーニング業に関する法令について述べたものであるが、正しいものはどれか。
     
  1. クリーニング業法は、クリーニングに関する基本的枠組みについて、厚生労働大臣が定めたものである。
  2. クリーニング業法施行令は、クリーニング業法を施行するために、厚生労働大臣が定めたものである。
  3. クリーニング業法施行規則は、法の委任により法を実施するため、厚生労働大臣が定めたものである。
2.クリーニング業法の中で都道府県知事の権限に属する一部の事項は、地域保健法の規定に基づく政令で定める市の市長または特別区の区長が行なうこととなっている。   次にあげる事項のうち、政令で定める市の市長又は特別区の区長の権限に属していない事項はどれか。
  1. クリーニング師免許の取消
  2. クリーニング所の閉鎖命令
  3. クリーニング所の営業の停止命令
3.次は、クリーニング業法に規定する目的について述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. クリーニング師の資格を定めるとともに、クリーニングの業務が適正に行われるように規律し、もって公衆衛生の向上に資することを目的とする。
  2. クリーニング業に対して、公衆衛生等の見地から必要な指導及び取締りを行い、もってその経営を公共の福祉に適合させるとともに、利用者の利益の擁護を図ることを目的とする。
  3. クリーニング業の業務の適正な運営を確保すること等により、クリーニング業の健全な発達を図るとともに、クリーニング業の分野における利用者の需要の高度化及び多様化に対応したサービスの提供を促進し、もって公衆衛生及び国民生活の向上に寄与することを目的とする。
4.次は、営業者がクリーニング所の開設の届出をする際、必要とされる記載事項を述べたものであるが、誤っているものはどれか。
  1. 営業者の氏名、本籍及び生年月日又は名称並びに住所
  2. 従事者中にクリーニング師のある場合には、その本籍、住所、氏名及び生年月日並びに登録番号
  3. 従事者中のクリーニング師の資格がない者の住所、氏名及び生年月日
5.次は、クリーニング所において、措置すべき事項を述べたものであるが、空欄のア・イにあてはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。

「伝染性の疾病の病原体による汚染のおそれのあるものとして〔 ア 〕で指定する洗たく物は、他の洗たく物と区分しておき、これを洗たくするときは、その前に〔 イ 〕すること。ただし、洗たくが〔 イ 〕の効果を有する方法によってなされる場合においては、〔 イ 〕しなくてもよい。」

  
1都道府県が条例殺菌
2都道府県が条例消毒
3厚生労働省令消毒


6.次は、クリーニング所において営業者が講ずべき措置として述べたものであるが、誤っているものはどれか。

  1. 洗たく物を洗たく又は仕上を終わったものと終わらないものに区分しておくこと
  2. 洗たく物をその用途に応じ区分して処理すること
  3. 洗場については、床が、浸透性の材料で築造され、これに適当なこう配と排水口が設けられていること
7.次のうち、クリーニング業法に基づき、都道府県知事が必要な措置をとるべく命ずる事項として、正しいものはどれか。
  1. クリーニング業法第10条第1項に規定する立入検査を拒んだとき
  2. クリーニング業法第3条の2第2項に規定する苦情の申出先の明示をしなかったとき
  3. クリーニング業法第5条に規定する届出をせずにクリーニング所を開設したとき
8.次のうち、クリーニング業法に基づき、罰金に処せられる者として、誤っているものはどれか。
  1. 開設前の検査を受けずにクリーニング所を使用した者
  2. 措置命令に従わなかった者
  3. 業務停止の処分に違反した者
9.開設から1年経ったクリーニング所があり、このクリーニング所にはクリーニング師の資格のある従業員2名とクリーニング師の資格のない従業員14名、合わせて従業員16名が働いている。   このクリーニング所で、クリーニング師の資格のない従業員が、法の規定による業務従事者に対する講習を受けていなければならない最少人数は何名か。
  1. 2名
  2. 3名
  3. 4名
10.次は、クリーニング師の免許について述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. 免許証を破り、汚し、又は失ったときは、1月以内に再交付の申請をしなければならない。
  2. 本籍又は氏名を変更したときは、1月以内に免許証の訂正の申請をしなければならない。
  3. 免許の取消処分を受けた者は、1月以内に免許証を返納しなければならない。

公衆衛生に関する知識

1.次は、公衆衛生について述べたものであるが、空欄のア・イ・ウにあてはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。

「公衆衛生は、〔 ア 〕衛生と対比されるように、社会全体を集団としてとらえ、その健康水準の向上を図ることを目的としている。その活動の目標には、社会全体の疾病予防と〔 イ 〕とがある。衛生法規の関係が大きいのは、主として〔 ウ 〕予防を中心とした活動で、最近の疾病構造の変化や世界的な交流が盛んになっている状況を受けて、健康危機管理という面が強調されるようになってきている。

1個人健康増進感染症
2労働健康増進生活習慣病
3労働環境保全感染症
2.次は、生活習慣病について述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. 生活習慣病は、かつての成人病対策にはなかった病気の早期発見、早期治療に重点を置いた対策を推進するために導入された新しい概念である。
  2. 生活習慣病に関わる主な要素として、病原体、有害物質、遺伝的な要素があげられる。
  3. 主な生活習慣病には、糖尿病、高血圧、脳卒中、高脂血症、心臓病がある。
3.次は、花粉症について述べたものであるが、誤っているものはどれか。
  1. 花粉症の原因となる物質には、スギ、ヒノキ、ヨモギ、イネ科の花粉がある。
  2. 花粉症は、成人の病気である、小児はかからない。
  3. 花粉症は、アレルギー性疾患の一種である。
4.次は、アスベスト(石綿)について述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. アスベストは、繊維状物質で、大部分が衣類や家具の材料として用いられている。
  2. アスベストは、吸い込んで肺の中に入ると、肺がん、悪性中皮腫などの病気を引き起こすおそれがある。
  3. アスベストは、化学合成された繊維で、熱に強く、摩擦に強く切れにくいなど、丈夫で変化しにくいという特性を持っている。
5.次の消毒薬のうち、水道水に用いられるものはどれか。
  1. 次亜塩素酸ナトリウム
  2. エタノール
  3. 過酸化水素水
6.次は病原体と感染症の組合せであるが、正しいものはどれか。
  1. 細  菌―――――コレラ、赤痢
  2. ウイルス―――――レジオネラ症、ツツガ虫病
  3. 原  虫―――――ジフテリア、ペスト
7.次の疾病のうち、昆虫などの媒介動物により感染するものはどれか。
  1. 足白癬(水虫)
  2. 日本脳炎
  3. 破傷風
8.次は、感染症について述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. 高病原性鳥インフルエンザは、ウイルスから産生される毒素により感染し、感染した鳥を加熱調理した食品を食べても感染する。
  2. エイズは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染によって引き起こされる疾患で、咳・くしゃみなどの飛沫により人から人へ感染する。
  3. 結核は、結核菌の空気感染による感染症で、日本は先進諸国の中でも高い羅患率で推移している。
9.次の物質のうち、気候変動枠組条約に基づき1997年に地球温暖化防止京都会議で議決した「京都議定書」により、地球温暖化の原因として削減の対象としているものはどれか。
  1. ベンゼン
  2. メタン
  3. トリクロロエタン
10.次は、クリーニング業で使われる溶剤について述べたものであるが、〔  〕にあてはまる溶剤として、正しいものはどれか。

「〔  〕は、揮発性有機塩素化合物の一種であり、無色透明で、主に金属機械部品等の脱油洗浄、ドライクリーニング等に使用されている。肝障害、腎障害、中枢神経障害の原因となり、環境中での残留性と生物の脂肪内への蓄積性が高い。」

  1. 石油系溶剤
  2. フロン
  3. テトラクロロエチレン

洗たく物の処理に関する知識

1.次は、衣料品の着用中に付着する汚れ・シミについて述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. 水溶性のシミは、霧吹きで水をかけると、生地よりもシミの方が水分を早く吸収する。
  2. 油性汚れには、油脂、皮脂、化粧品、ペンキ、アルコール、グリース等がある。
  3. シミ抜きは、まず不溶性のシミを処理し、次に水溶性、油性のシミの順に処理を行うのが基本である。
2.次は、衣料品に用いられる繊維素材について述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. 天然繊維には、植物繊維と動物繊維があり、いずれも自然界から産出されるため、形状や性質が似ている。
  2. レーヨンは、木材パルプから作られた再生繊維で、湿った状態では、強度が乾燥時の半分程度まで低下する。
  3. 合成繊維は、強い、軽い、吸湿性が低い、摩擦による静電気が発生しにくいという共通した性質を持っている。
3.次は、クリーニング種類と特徴について述べたものであるが、誤っているものはどれか。
  1. ウェットクリーニングは、水溶性汚れが広範囲の場合に行なう緩やかな水洗いで、ドライクリーニングより収縮や風合い変化が少ない。
  2. ランドリーは、水に対する耐久性のある衣料品を、石けん、洗剤、アルカリ剤などを用いて温水洗いする方法である。
  3. ドライクリーニングは、石油系溶剤、塩素系溶剤、ふっ素系溶剤等を用い、形が崩れたり、縮みやすい品物を洗うのに適している。
4.次は、家庭用品品質表示法により定められた「繊維製品の取扱い絵表示(日本工業規格L0217)」について、記号とその記号の意味を述べたものであるが、正しいものはどれか。
1jyaku30.gif繊維が弱いため、洗たく機を使用する場合は、30分以内に洗たくを終了させるのがよい。
2iron_middle.gifアイロンは120℃を限界とし、中程度の温度で掛けるのがよい。
3siboru_yowaku.gif手絞りの場合は弱く、遠心脱水の場合は、短時間で絞るのがよい。

5.次は、石油系ドライクリーニングについて述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. 洗たく後の衣料品に石油系溶剤が残留していると、化学やけどの危険性がる。
  2. 石油系溶剤は、テトラクロロエチレンと比較し、油脂溶解力が大きく、比重が小さいので、ソフト洗いに適しているが、衣料品の乾燥に時間が必要である。
  3. 石油系溶剤は引火点が高いので、洗浄温度を40℃以上に設定できるため、洗浄は短時間で済む。
6.次は、ドライクリーニングについて述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. ドライクリーニングは、洗剤を使用し、油性汚れや水溶性汚れが落ちるため、ほとんどの衣料品を洗うのに利用されている。
  2. チャージシステムでは、ソープ濃度が0.5~1%であれば、繰返し使用しても安定した洗浄力が期待できる。
  3. ドライ溶剤中の油性汚れは、フィルターのみでは除去することができないため、溶剤を加熱して蒸発させ、そのガスを冷却液化し、再生する。
7.次は、ランドリーについて述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. 汚れのひどいものは、予洗するが、メタ珪酸ナトリウムなどのアルカリ剤を用い、水量は本洗いより少なめで、温度は中温にする。
  2. 漂白剤には、過炭酸ナトリウムや過酸化水素水、次亜塩素酸ナトリウムなどがあるが、次亜塩素酸ナトリウムは作用が弱く、繊維をいためない。
  3. すすぎでは、水量を多めにし、初回は洗たく温度と同じ温度の温水で行い、2回目以降は常温でよい。
8.次のうち、繊維素材の標準的なアイロン仕上げ温度として、誤っているものはどれか。
  
繊維名アイロン温度
1綿180度~200度
2レーヨン160度~180度
3130度~140度
9.次は、洗剤や助剤について述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. ドライクリーニング用洗剤の働きには、水溶性汚れの除去と再汚染の防止、不溶性汚れの除去促進、静電気の防止抑制、風合いの維持がある。
  2. 柔軟剤は、自己乳化型のカチオン界面活性剤が成分で、これが繊維に吸着して加脂効果を発揮し、繊維間を平滑にして衣服の白さを向上させる。
  3. 洗剤や仕上げ剤には、イオン性があり、アニオン系とカチオン系を併用することは差し支えないが、アニオン系とノニオン系の併用は、イオン結合を起こして本来の効能が相殺される。
10.次は、衣料品に使用されている新素材の取扱いについて述べたものであるが、正しいものはどれか。
  1. 新合繊は、染色温度や縫製時の接着温度が高いことから、アタリ、テカリや接着芯地の樹脂のしみ出しが発生しにくいため、仕上げは、アイロン、プレスを主体に行なうことが必要である。
  2. 樹脂でスケールを被覆したり、酸化剤などでスケール全体を除去したオフスケール加工による防縮加工製品は、ドライクリーニングで再汚染しやすいので、溶剤は常にきれいな液に保って洗うことが必要である。
  3. 合成皮革製品は、石油系溶剤では風合いが硬化したり、表面樹脂がはく離することがあるので、テトラクロロエチレンを使用し、乾燥時など温度に十分な注意が必要である。