クリーニング学校通信 vol.3 | 東京クリーニング学校はプロとしてのクリーニング技術や知識、事業経営を指導します。

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クリーニング学校通信 vol.3

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Vol.3の内容

・有機溶剤作業主任者技能講習を実施
・パレルの立体縫製化技法を学ぶ

■Web体験入学
第3講義:洗浄理論と実際(シミ抜き)~ドライクリーニングする前に注意~

有機溶剤作業主任者技能講習を実施

11月8日(土)・9日(日)の2日間にわたり、有機溶剤作業主任者技能講習が実施されました。本資格は有機溶剤による健康被害の防止や作業環境の改善などを目的としたものです。ご承知のとおり有機溶剤は中枢神経を麻痺させたり、各臓器に障害を引き起こすことが指摘されています。クリーニング業界で使用するドライ溶剤も有機溶剤に属し、クリーニングに携わる者には欠くことのできない知識です。これから何十年間も各種有機溶剤を使用することから、この資格が大変重要であることは言うまでもありません。今回も対象者全員が資格の取得を成し遂げました。

アパレルの立体縫製化技法を学ぶ
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11月13日(木)、学校法人文化学園「文化ファッション大学院大学」の教授を務める稲荷田征先生をお招きしてアパレルの縫製などについて学びました。衣服は平面の生地を人体のシルエットに合せるために、伸ばしたり縮めたりして立体化されています。特に、ダーツ・いせ込み・クセ取りは衣類を縫製するための重要な手段です。従って、着用などにより崩れたシルエットを復元させるにはどの様に立体化されていることを理解した上で仕上げることが重要です。今回は平面の生地がどのように立体化されているかを学びました。次回は11月下旬に授業が行われ、クリーニングの仕上げへの応用について学ぶ事となっています。

Web体験入学

洗浄理論と実際(シミ抜き)

ドライクリーニングする前に注意

シミ抜きは洗う前か後にするか?
見る→判断→実行
例として体内分泌物類のシミ、血液、汗、膿、唾液、尿等はドライクリーニングで凝固し、乾燥機で熱が加われば更に変化し、アイロンプレスで加熱されると3倍~5倍以上落ちにくくなります。従って先にシミ抜きをしなければなりません。
新しいシミは水によく溶けますが古く変質してくるとアルカリが必要となり、それより頑固になるとタンパク質分解酵素を使用しなければ落ちません。それでも落ちない時は鉄分の除去。または、変質した血のりは酸化漂白処理を行います。
一つのシミでも繊維や染色で、また、不適切な条件でシミ抜きをしたものなど、ケースバイケースで除去することとなりますので注意しましょう。詳しくは、学校の授業で…。