岩崎信彦さん(第37期生) | 東京クリーニング学校はプロとしてのクリーニング技術や知識、事業経営を指導します。

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岩崎信彦さん(第37期生)

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親から教わった時は非常に抽象的で理解に苦しみました。しかし、個人の経験や勘に頼って教えるのではなく理論的に教えてくれたので基礎が身に付いたと思います。

第37期生
平成4年3月卒業
岩崎ランドリーに勤務 

入学のきっかけを教えてください

それまでは、大学を卒業して普通のサラリーマンでしたが、姉達や親戚から長男だから家業を継ぐべきだと諭され家に入りそして、親父から言われてクリーニング学校で入学して学ぶことにしました。
正直、サラリーマンになるまで学生時代はずっと家業を手伝っていたので「この歳になって今さら、学校かよ!」と言う気持ちはありましたが(笑)自分のなかでも自店のことしか知らなかったので、親父もうるさく言うし仕方なく「とりあえず学校に行ってみれば何か有るのかな?」位の軽い気持ちでした。

学校生活を通じて感じた自分の変化は何かありましたか?

まず始めに、今までの自分のクリーニング知識がいかに狭いものかと痛感しました!
今までは、自分の店で親父に教わった事だけでしたし、それで其れなりに商売は成り立っていましたから、こんなにも色々なクリーニングに関する知識があるものだと思い知らされました。
例えば、それまでは何で助剤を入れると洗浄力がUPするのかわからず、ただ単に「入れればよく汚れが落ちるから」と言われて入れていました。
しかし学校では、なぜ助剤を入れると洗浄力がUPするかを理論的に教えてくれましたし、今まで落とす事が出来なかったシミの落とし方も教えてくれました。
それで、「これは、ちゃんと勉強しないとマズイゾ!そしてけっこう奥が深いな・・」と思い、自分のクリーニング業に対する姿勢が変わりましたね。

学校に通って一番勉強になったことは何でしょうか?

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やはり、外の情報(自分のクリーニング店以外の)などが知ることが出来たこと。
職人気質のこの業界では最初に教えてもらうのは、親などの身内の場合がほとんどでどうしても教える人の知識や経験に偏り、そして感覚的な教え方が先行して理論的なことを軽視します。
しかも、経験や勘などは人によって個人差がありますから難しくうまく伝わらないし、教える人の知識や経験に左右されがちです。
実際、自分自身も親から教わった時は非常に抽象的で感覚に訴えるものでしたので理解に苦しみました。
しかし、学校では個人の経験や勘に頼って教えるのではなく理論的に教えてくれたので自分のクリーニングに対する知識の基礎が身に付いたと思います。

現在の目標を教えてください。

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やはり、一番は親父から受け継いだこの店をちゃんとやっていくことですが、時代に対応した新しいクリーニングができるクリーニング店にしたいですね。
これからのクリーニング業はファッションの多様化や新素材の発達で、扱う品物がどんどん変わります。それに対応するには絶えず自分も勉強して変わらなければなりなせんので、今までの常識や概念にとらわれず視野を広くしていきたいです。
また、蛇足ですが自分の場合、学校を卒業したあとしばらくしてから組合の青年部に加入しましたが、そこで学校で学んだ仲間に再会し更にクリーニングに対する知識や技術をお互いに交換し合い、また悩みなども相談し合えたので非常に自分にとってプラスになりました。
これから入学を考えている方には、ぜひ学校卒業後には組合の青年部に加入することをお勧めします。学校で学んだことが更に仲間同士で向上できると思いますので。