松尾渡さん(第41期生) | 東京クリーニング学校はプロとしてのクリーニング技術や知識、事業経営を指導します。

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松尾渡さん(第41期生)

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殻に閉じこもらず、色んな人に会いコミュニケーションを取ることで得られるものの大きさに気付きましたね。

第41期生
平成7年3月卒業
三井クリーニングに勤務

入学のきっかけを教えてください

実家が祖父の代から続くクリーニング屋で、子供の頃からクリーニングの仕事を見ていました。そのような中、自分が高校2年生の時父親が突然亡くなってしまい、「このままクリーニング屋を終わらす訳にはいかない!」という気持ちが芽生え、高校卒業後の進路はクリーニング学校に通うことを決めました。

学校生活を通じて感じた自分の変化は何かありましたか?

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私の場合、高校卒業後いきなり自家の店で働くことはせず、親の知り合いの店に修業に出ました。そして学校に入学すると自分と同じように修業をしながら通学する仲間が沢山いて、同じ悩みや不安を感じながら頑張っている人達に出会い、自分も更に修業に励もうと刺激をもらいました。
また、仲間の年齢層の幅も広いうえに地方の人たちも多く、これまで色んな経験や環境で育ってきた人たちの話を聞けたり教えてもらったりしました。そのような中で過ごして、殻に閉じこもらず、色んな人に会いコミュニケーションを取ることで得られるものの大きさに気付きましたね。

学校に通って一番勉強になったことは何でしょうか?

クリーニング師資格やボイラーや有機溶剤の資格を取れたことも良かったのですが、経営や仕上げ、しみ抜きや繊維の勉強など、それこそ普段仕事をしながらだと体系的に学べないことをじっくりと、かつしっかり学ぶことが出来たのが良かったです。
学校などに通わず、持ち場の先輩や親とかに目の前の仕事を教えてもらったり、経験から学ぶだけでは、クリーニングにおける総合的な知識は得られ難く、自己成長のスピードも限られてしまうと思います。自分の場合、どこかの会社の従業員ということではなく実家のクリーニング屋を継いで経営を続けていかなければならなかったので、尚更総合的な知識を得る機会が必要でした。そうした意味で、1年間という時間は凝縮していましたが、あの時得られた知識や技術は今の自分のベースになっていることは確かです。

あなたの現在の目標を教えてください。

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地域に貢献しながら、自分のお店も成長させることです。長年地元にお世話になってきてよく行事などにも参加するのですが、地域の皆さんのお役に立ち愛されるクリーニング屋さんでありたいと思っています。その為に、お客様一人一人に喜んでもらえるよう、技術やサービス向上を意識するようにし、如何に仕事に反映するかを考えながらの日々です。組合の青年部にも参加…というか副会長をやらせて頂いていますが、メンバーの目標意識も高く学校に通っていた時のように刺激を得て、新陳代謝を高めるようにしています。